デンマークに入って5日目。
順調に買い付け進めています。
こちらはかなり寒いかと完全冬支度で乗り込みましたが、
ヒートテックはまだいらないぐらいの過ごしやすい気温。
これで晴れてくれれば最高なのですが、
基本曇り空で日が射していても、視界が20mくらいしかないほどの豪雨が突然やってきたり、
デンマークの天気は気まぐれです。
デンマーク到着の次の日から早速買い付け。
初日にハンス・J・ウェグナー/GE290 チークをゲット。しかもオットマン付き。
状態もよく、幸先のよいスタート。
買い付けの際は、状態を見てどんなリペアが必要か、リペアにどれだけ時間をかけられるか、どれくらいの販売価格で適正な価格になるのか、などを瞬時に計算しなければいけません。
リペアをずっとしてきた私の経験則から、意識を集中して販売までの見通しをしながら買い付けを進めます。
リペアの事、その家具の事、双方に熟知していないとよい買い付けはできません。
そんな感じでストックされている家具の中から、なるべくたくさんのよい商品を買い付けするため、血眼になって探すのですが、
こちらの椅子の山はあるディーラーの倉庫。
文字通り山ほどありますが。この中からはなにも買い付けられるものはありませんでした。
商品はあっても状態とデザイン、価格が見合うもののみ、厳選して買い付けています。
ディーラーによっては1時間で見終わるところもありますが、
半日以上かけて回るような大きなディーラーは正直ヘトヘトになります。
よいものをなるべくよい価格でご紹介できるように毎日真剣勝負です。
なるべく滞在費用を抑えるため、いつもスーツケースの半分はインスタント食品。
レストランは最低でも2000円とかするので、全然行きませんしホテルも安宿。
皆様になるべく安くご紹介できるよう、経費はなるべく抑えます。
買い付け時には付属品のチェックも忘れません。
構造や仕様など瞬時に把握して、本来付いているものが欠品している場合には、
日本についてからそれがわかっても泣き寝入りするしかありません。
これも経験がものをいいます。
引き出しの鍵はその最たる例。
ボーエ・モーエンセンのブックシェルフの鍵、引き出しの中を探しても見つからなかったので、
ディーラーと一緒にストックの中から探したのですが、
ちょっと特殊でなかなか見つからず、100本以上試しやっと見つけられました。
鍵が開いた時はガッツポーズ。
ちょっと話がそれましたが、
他にもヨハネス・アンダーセンのチェア。
今回はこちらのタイプは12脚今のところ買い付けしました。
違うタイプもあります。
イルマリ・タピオヴァーラやこんなベンチも。
前回早々に完売してしまったオープンシェルフも多数入ります。
デンマーク全土回ってよいものを仕入れられよう頑張ります。
北欧家具tanuki 北島