G plan ガラストップテーブル 接着の様子

もう売れてしまった商品ですが、以前メンテナンスしたG planガラストップテーブルです。

緩んでいる接合部は解体して再接着します。

古い接着剤をとり仮組して隙間がないか確認します。隙間がある場合は削る等して調整。ねじれがある場合直しながら接着します。一度接着してしまうと外すのは困難のため細心の注意を払いながらの一発勝負です。

正直言ってしまうと時間と手間がかかる行程なので省きたいのですが…長く使っていただく為に欠かせない作業です。

接着後、全研磨してオイルフィニッシュで完成です。

見違えるほどきれいになりました。

 

北欧家具tanuki 川中

ハンス・J・ウェグナーRY20 メンテナンスしました。

RY20キャビネットのメンテナンス終わりました。

今回はビフォーアフターにしてみました。

下の画像は剥離研磨する前です。輪ジミや黒いシミがついています。

完全とまではいきませんでしたが気にならないくらいのレベルまで汚れが落ちました。

こちらのシミやくすみはキレイに取れました。

カサついた引き戸もこんなにピカピカになりました。見ていて気持ちがいいです。

くぼんでいるタイプの取っ手です。ブラシで中をきれいに掃除してサンドペーパーで薄く削ります。

細かい作業で大変ですが根気よくやります。

きれいに仕上がりました。うまくいって一安心です。

今回も丁寧にメンテナンスしました。ホームページにも載せていますのでご覧ください。

 

話は変わりますが、私は子供の頃から合わせると10回くらい引っ越しをしています。

新しい家でまずやることは自分の手で床や壁を触りながら隅々まで掃除します。大事なのは自分の手で触るということです。

そうすることで慣れない新しい家でも、触ることで初めて自分の家になるような気がして安心しました。

家具をメンテナンスするときも隅々まで手で触りながら危ないところがないか確認するようにしています。

tanukiの家具を安心して使っていただけるよう日々メンテナンスしています。

 

北欧家具tanuki 川中

引き出しのつまみ製作

秋空高く、さわやかな毎日がつづきますね。

秋晴れで湿度も低いため昼間は工場の窓を開けて換気しながらリペア作業しています。

湿気さんさようなら。

今回は引き出しの小さな取っ手を作りました。

引き出しのつまみが折れて使えない物があったので作り直しました。

チークの端材を木工旋盤に取り付けて削っていきます。

プラモデルのパーツみたいですね。

一つずつ切り取りサンドペーパーで丁寧に仕上げていきます。

接着してオイル塗装して完成です。

小さな物でも一つずつ丁寧に作業しています。

 

北欧家具tanuki 川中

お客様持ち込みの椅子の修理をしました。

朝晩すっかり涼しくなり少し寒いほどですね。

今回初めてブログを書きます北欧家具tanukiメンテナンス担当の川中と申します。

趣味はギターやウクレレで弾き語りをしています。家具と歌は心のビタミンです。

今後たまにメンテナンスブログを書きますのでよろしくお願い致します。

さて今回はお客様持ち込みの椅子の修理をさせていただきました。

背束のホゾがパテで補修されていて、背もたれに寄りかかると今にも折れてしまいそうな状態でした。

解体します。はずす時に壊れないように慎重に作業します。

パテを削り取ります。

カンナで平に削り材料を接着しました。

形を整えてホゾのカタチを新しく作り接着しました。

接着の際、背の角度が変わらないように気をつけます。

同じような色になるようにステインを調整して着色します。

ツヤ感も違和感がないように調整します。

当たり前ですが、普通に背もたれに寄りかかれる椅子になりました。

お客様にはどこを修理したのか分からないほどキレイに仕上がっていると言っていただきました。

このような修理もしていますので気になる方はご相談ください。

北欧家具tanuki 川中

メンテナンス進めています。

すっかり秋めいてきました。

メンテナンスにはもってこいの気候です。

入荷早々売約済みとなりましたピルッカスツール。

メンテナンスを進めています。

その他もいろいろメンテナンス進めてます。

店頭にも少しずつフィンランド物を出していますので

ちょっと雰囲気が変わりそうで楽しみです。

 

北欧家具tanuki 北島

 

木の器を作りました。

当店での工房の作業は基本的にビンテージ品のメンテナンスが中心ですが、

近くのお店から外注でこちらのカップの製作の依頼があり作成を致しました。

角材から製材し、旋盤で一つ一つ手作業で削っていきます。

たまにこのようなこともやったりしています。

だいたい80個ほど作成。納品先ではこれを使って照明を作るとのこと。

完成が楽しみです。

 

北欧家具tanuki 北島

日々メンテナンスしてます。

すっかり桜も散り春本番という感じですね。
過ごしやすい季節になりましたが、店長は花粉で四苦八苦しております。

ビンテージの家具達は何かしらのメンテナンスが必要なものがほとんど。
末永くこれからも使えるよう日々のメンテナンスの一部をご紹介したいと思います。

まず、こちらのビューローの取手部分。
欠けてしまっていました。

パテで埋めて整形するのもいいのですが、折角なので旋盤で作成。

無事蘇りました。

こちらチェストの底板。

買付の時に気付かなかったのですが、底板が割れていました。強度が必要な部分ですので底板を丸ごと作成しました。

こちらはチェアの脚。
ひび割れていましたので、脚を作成。

またこちらのチェア、ハンス・j・ウェグナーのCH-30の象嵌部分。

(一般的には契りと呼ばれているようですが正しくは木工象嵌?)


アクセントとしてユニークなデザインですが、正直リペアに泣かせの存在。
通常のチェアはダボで固定されてたりするのですが、
この象嵌の裏にビスがあるので、一度取り除かないとビスが外せなく、
たいていきれいに外れないので再作成することになります。

 

ぴったり収まりました。

もちろんこのほかにも日々丁寧にいろいろなメンテナンスを行っております。
是非お店で実際にご覧いただければと思います。

北欧家具tanuki 北島

メンテナンスに勤しむ

コンテナが入荷しましていつにもましてメンテナンスの日々。

お待たせしているお客様もう少々おまちくださいませ。

そんな中でもメンテナンスは気を抜きません。

小さいスツール、ガチガチに固定され痛々しい姿ですが、

これでまた末永くご利用いただけます。

 

北欧家具tanuki 北島

椅子の修理・メンテナンス

前回こちらのブログでも紹介しましたが、前回と同じお客様からご依頼がありこちらの椅子を修理しました。北欧家具ではないのですが、チークの無垢材を使用した恐らく国産の立派なアームチェア。やはりしっかりした家具はメンテナンスが利きますので、こちらもメンテナンスのし甲斐があります。

こちらの写真の通り、折れている脚に金属のプレートを付け固定している状態でした。貫も割れが確認できます。長年使われてきたのでしょうフレームも汚れが目立ちます。

今回は脚を途中から継ぐことにしましたが、前回より難易度の高い精度が求められる作業。

担当は前回も椅子の修理を担当した当店のリペア職人。

まずはフレームを解体、必要な部材の作成に入ります。

と、作業の風景の写真を撮ろうと思っていたらあっという間に部材を作ってしまいました。油断しました。

こちらが完成した部材。

組み上げたのがこちら。

ぴったり合うように角度を合わせるのが難しかったとリペア職人。でもぴったり合ってます。ホゾ加工など見えないところも丁寧に仕上げてまた長く使えるように作業しました。

他のフレームも剥離・研磨を施し、

圧着後、オイルを入れました。

長年使われる中でついた導管に溜まった汚れもすっかり落としきり、美しい姿に生まれ変わりました。

このオイルを入れる生まれ変わる瞬間は、いつやっても至福の時です。

買い付けた北欧家具をメンテナンスするだけでなく、こういった修理のお仕事も増やしていきたいなと長いこと思っているのですが、北欧家具のメンテナンスでけっこう手一杯の状況。うまいこと考えたいと思います。

 

北島